二子山

訪問日 2007年12月24日(月)
2009年3月30日(月)
2011年6月5日(日)
場所 埼玉県小鹿野町
天気 一回目…晴
二回目…晴
三回目…曇
同行者 一回目…父
二回目…T氏
三回目…色々(詳しくは山のほうにて)
管理体制 Free
産出鉱物 方解石
疲労度 ★★〜★★★
危険度 ★★
オススメ度 ★★★★
備考 車を使うか否で大分タイムが変わる。

1、産地概要

工事中

2、産出鉱物各論

・方解石 Calcite 化学組成 CaCO3 炭酸塩鉱物

方解石は、石灰石や大理石、さらには洞窟にある鍾乳石を構成している鉱物で、セメントに使われたり、建物の床や壁に使われたりと用途は幅広い。
菱形の結晶が特徴で、ここでは産地の山の斜面に無数に埋まっている。

3、採集記

第一回 2007年12月24日(月)採集

第二回 2009年3月30日(月)採集

第三回 2011年6月5日(日)採集(登山記にリンク)


第一回 2007年12月24日(月)採集

続きの「後山」を見る→

僕は朝の4:00に家を出ました。
関越自動車道を適当に進み、適当なICで降りて、
本日最初の目的地「二子山」を目指しました。
徐々に標高を上げるにつれて、雪がチラホラと見えはじめ、
最終的には雪山と呼べるようなものまで見えはじめました。
二子山では方解石がゴロゴロ採れ、車を使えば15分ぐらい歩けば、到着できます。
僕達は車を使ったので、15分ぐらいで到着しました。
とりあえず、しこたま方解石を採取してから、次の目的地「後山」に向かいました。

 ←朝日。

〜採取鉱物〜

・方解石 Calcite

 ←ゴロゴロ落ちていた方解石。

〜感想〜

ここに行けばほぼ必ず(99%)方解石が採れますが、正直、採りがいがないです。
あと、ここに行くには前述したように、車で直接産地に近いほうの登山口に向かうか、
坂本バス停から歩いていく方法があります。
オススメは、車を使う方法です。

続きの「後山」を見る→

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第二回 2009年3月30日(月)採集

春休みに入り、僕は暇をもてあましていました。
どの休みも部活のない日などはもちろん暇なのですが、その暇を解消するべく、一回目に大蔵鉱山に一緒に行った知人のT氏と埼玉県小鹿野町の「二子山」に方解石を採りに行くことにしました。
僕は朝の6:00ぐらいに家を出ました。
いつも通り、途中のコンビニで昼飯を買い、(途中省略)池袋駅で西武池袋線に乗り換えます。
平日の西武池袋線はたくさんの人が利用していて、毎度のことながら、電車を待っている時、他の電車が池袋駅に到着して、ドアが開くと同時に、無数の人々が降りてきて、その中に一人たたずむのはなかなかの孤独感を感じます。
その孤独感を乗り越え、電車に乗り、座ります。
○○駅あたりから知人のT氏が電車に乗り込んできて、孤独感も幾分和らぎます。
そして、飯能駅に着き、電車を乗り換えました。
山とか田舎の方を走っている電車に乗ると、コンパートメント式のように、座席が向かい合っていて、そこに一人でも座ると空気的に座りづらくなります。
今回はそんなこともなく、さらにT氏が昼飯を買い忘れることもなく、無事普通に座れました。
電車の中で色々と喋ること約40〜60分。西武秩父駅に到着しました。
とりあえず、西武秩父駅にあるコンビニらしきところで、(一部の人にとっては燃料にもなりうる)お菓子を補充します。
知人のT氏は、「何このクッキー?見たことない。これ本当にブ○○○のシリーズ?」等と呟き、大量に買い込んでいました。(お金がないと聞いていたのですが・・・)
そして、少し待っているとバスが来ました。
バスはもちろんガラガラ!!のはずだったのですが、途中からハイキング団体が乗り込んできて、いきなり窮屈になってしまいました。
本も持ってきていないしどう暇つぶししようかと思いつつふとT氏を見ると・・・・・お取り込み中のようです。(ゲームをやっていました。)ということで、乗り換えの停留所の「小鹿野役場」に早く着くことを祈り続けました。
小鹿野役場に着き、次のバスを待ちます。
しかし、秩父では秩父時間なるものがあるらしく、僕の時計より10分遅い時間で空気は流れていました。(僕の時計が早いだけです。)
次のバスが来てそれに乗り込み、おじさんと話したりして暇を潰しました。
終点の「坂本」に到着し、いよいよ登山開始です。

 ←頂上まではまだまだ遠い・・・

まずは、二子山登山口まで向かいます。
一応まだ登山口に着いていないので大したことないと思っていると・・・
「・・・道崩落しているね。」
声に反応して前を見ると道が崩壊しているうえに、たくさんの倒木が行く手を阻みます。
このような箇所が何箇所もあったので、登山口に着くまでのたったの20〜30分でそこそこ疲れてしまいました。
登山口にあったトイレで用を済まし、いざ登山開始です。

 ←登山口。近くにトイレがある。

早春のこの頃、残雪が結構あり、T氏が雪を投げてこられると思いましたが、そのようなことはなく、ハイペースで進んでいきます。
途中、落ち葉によって道を間違えそうになったりもしましたが、何とか産地に到着しました。
とりあえず、かなり急な斜面を少し登り、のんびりと方解石を採っていました。
しかし、この産地は方解石が採れすぎるのが特徴なので、すぐ飽きてしまい、周りを探索していたところ、新たな謎の空間を発見しました。
壁には無数の方解石があります。

  ←謎の空間。

そこで一休みした後、股峠に行き、そこから二子山西峰の頂上を目指します。
頂上に行くルートは二つあって、一般ルートと上級者ルートがあります。
どっちも斜度が急で鎖もあり、さらには残雪もあるので危ないのですが、とりあえず一般ルートを選びました。
急登し続けること約40分。頂上に到着しました。
頂上からの景色は・・・・絶景!!!!!!!!!
今まで登った山の中でBEST5に間違いなく入ります!!

  

↑写真では表せない絶景でした。

とりあえずT氏以外誰もいない山頂を独占しつつ、昼飯を食べ、僕にしては珍しく記念写真を撮ります。

 ←山頂の三角点(?)看板。標高は1165mです。

うかれているのもつかの間、時間が迫ってきたので下山を開始します。
元来た道を基本に忠実に戻ろうとすると、何故か足が○○○コースへと向かってしまいます。
幽霊には逆らうことができないので、仕方なく○○○コースから下山することにしました。(勇気がない方は引き返しましょう。事故が多発しているらしいので。)
コースを進んでいくと、謎の看板があり、そこには、「多くの登山者から鎖はいらない、邪魔だとの意見が寄せられたので、鎖を撤去することにしました。」とかかれていました。
普通にそれじゃ危ないと思いましたが、降りてから僕もないほうがいいと思いました。

その後、帰り際に、股峠でT氏から不意打ち(?)をくらいつつも、何とか無事に坂本バス停まで戻ってくることができました。
そして各自帰宅しました。

 ←不意打ちをくらった箇所。こういうところがかえって危険なのです。

〜採取鉱物〜

・方解石 Calcite

〜感想〜

今回は、予想をはるかに超えて楽しかったです。
あんなに素晴らしい場所は久しぶりです。
余談ですが、帰りの電車で友達がゲームで詰まっていた箇所があって、何気ない助言をしたらその難関箇所を突破して、かなり進んだそうです。

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