万珠鉱山

訪問日
場所
天気
同行者
管理体制
産出鉱物
疲労度
危険度
オススメ度
備考

1、産地概要



2、産出鉱物各論



3、採集記

第一回 採集


第一回 採集 

←前の「百村」を見る

那須にある百村で大自然の紅葉を楽しむと同時に、デュモルチ石を採って有頂天になっていた僕達は、とある地図を参考にして、「万珠鉱山」という名の鉱山を目指しました。

1)、石英 quartz 化学組成 SiO2 酸化鉱物

ここには主に2種類(普通の石英は除く)の石英が産する。

@紫水晶 amethyst

ここで産する紫水晶は大きさが2〜3mmとかなり小さいが、坑道内の鉱脈からは濃い紫色の小さな群晶が見られ、なかなか美しい。

A鉄石英 red jasper

この鉄石英は名の通り赤い石英で、石英に赤鉄鉱が含まれることで赤色に見える。、
日本では大きな結晶のものは産しないだけあって、大きさは2mm以下であることがほとんど。

2)、モットラム鉱 mottramite 化学組成 PbCu(VO4)(OH) バナジン酸塩鉱物

黄緑色で濃緑色の樹脂光沢皮膜状として粘土鉱物の上に産する。
国産では数少ないバナジウムを含む稀産鉱物だが、扱いは厄介で、水溶性なので水で洗ってはならない。
このモットラム鉱はデクロワゾー石デクロワゾー石と個溶体の関係で、亜鉛が多いとデクロワゾー石、銅が多いとモットラム鉱になる。

3)、パリゴルスキー石 palygorskite 化学組成 (Mg,Al)2Si4O10(OH)・4H2O 

白色不透明で繊維状結晶が集合したものが本鉱で、粘土鉱物を伴う鉱脈の割れ目に産する。

その他、自然金や硫酸鉛鉱も産する。

百村を出発した僕達は、一般道をブラブラと何分か走り、産地の近くに到着した。
ある場所に適当に車を停め、良くHPに載せられている写真と同じ林道の入口を通って産地を目指した。

 ←万珠鉱山へと通じている林道の入口。よく見かける写真。

途中、パイプらしきものから水が噴き出ている箇所が何箇所かあり、ひどい場所では、3mぐらい高く水が噴き出ている場所があり、しかもそこを通らないと先へ進めなかったりしたが、何とかスムーズに最初の坑口の前まで行き着くことが出来た。

 ←最初に現れる坑口。水が溜まっている。

そこからさらに適当に進んでいくこと5〜10分。ズリらしきところに到着した。
僕達は紫水晶を目的としていたのだが、その紫水晶が坑道の中の脈から採れるということを知らなかった僕達は適当にズリで紫水晶を探していた。
それでも、色は薄いが、紫水晶となんとか呼べるものが複数個見つかった。
まずまずの結果にある程度満足した僕達は、産地を早々に引き揚げ、本日最後の訪問産地「富井鉱山」へと向かった。

 ←この坑道の中で採るのか、知っている人は教えてください。

 ←万珠鉱山はこのような場所にあります。

今回は、具体的な採取方法や産出鉱物について調べていなかったので、満足するには至りませんでした。
今度、またここを訪れて、もっと色の濃い紫水晶とモットラム鉱などの希産鉱物を採集したいと思っています。

続きの「富井鉱山」を見る→

〜採取鉱物〜

〜感想〜

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