鉛沢

訪問日 2007年4月8日(日)
2007年10月8日(月)
場所
天気 一回目…
二回目…
同行者 一回目…父
二回目…父
管理体制 Free
産出鉱物
疲労度 ★★★
危険度 ★★★★
オススメ度
備考 普通に危険。結局、未発見。

※この産地に山慣れしていない方や体力のない方は入るべからず。

1、産地概要

2、産出鉱物各論

)、石英 Quartz(水晶 Rock crystal 紫水晶 Amethyst) 化学組成 SiO2 酸化鉱物

この産地の代表的な鉱物。
ここの紫水晶は、宮城県雨塚山の水晶とは違い、淡い紫色をしていて、なかなかキレイなものである。
ただ、この紫水晶を求めて全国から採集家が訪れ、乱掘してしまったので、他のHPの言葉を引用すると、「第二の雨塚山」と化している。

2)、黄鉄鉱 Pylite 化学組成 FeS2 硫化鉱物

この産地はとある有名な○○鉱山の近くに位置するので、金属鉱物はそこそこ産する。

3)、黄銅鉱 Chalcopyrite 化学組成 CuFeS2 硫化鉱物

黄鉄鉱と同じく、そこそこ産する。

4)、燐灰石 Apatite  化学組成 Ca5(PO4)3(F,Cl,OH) 燐酸塩鉱物

燐灰石とは、モース硬度5の基準鉱物で、主に半透明〜白、緑、青など、色々な色があり、なかなかおもしろい鉱物だ。
弗素を含む燐灰石は「弗素燐灰石(fluorapatite)」といって、天然で最も多く産し、ほとんどの場合は白色柱状の結晶として産する。
他には、「塩素燐灰石(chlorapatite)」や、「水酸燐灰石(hydroxylapatite)」等のものがあり、水酸燐灰石は、脊椎動物の歯や骨を構成する主成分であり、非常に重要である。

その他、モンモリロン石などのよく分からない鉱物を産出する。


3、採集記

第一回 2007年4月8日(日)採集

第二回 2007年10月8日(月)採集


第一回 2007年4月8日(日)採集

私は、国産の紫水晶を自力で採集したいとずっと思っていました。
でも、私が知っている産地でキレイな紫水晶が採れそうな産地は宮城県にある雨塚山だけで、
その雨塚山はかなり荒らされており、最近立ち入り禁止になったという噂を聞いたうえ、
何より遠い産地なので、今の僕には行くことができませんでした。
そんな中、パソコンのいたるところに、「鉛沢」という、紫水晶の産地が栃木県にあるとの情報を得たので、早速行ってみることにしました。

僕は、朝の5:00に家を出ました。
今回行く鉛沢では、紫水晶が採れるとのことなので、かなりテンションが上がっていました。
東北自動車道を北に進み、足尾方面を目指します。
足尾に着くと、諸事情(?)により足尾銅山を見学することにしました。
普通なら足尾銅山のことを説明するのでしょうが、省略させていただきます。
足尾銅山を見学した私達は、待望の産地「鉛沢」へと向かいました。
鉛沢は栃木県足尾町の銀山平周辺にある産地で、まあ、人気産地だったりします。
銀山平にある「かじか荘」という宿舎の周辺に車を停め、意気揚々と歩き始めます。
しかし、私が持っている情報は、「国民宿舎のかじか荘と一の鳥居の間」という情報だけだったので、(分かりやすくいうと、東京駅と新橋駅の間のどこかにあるのと同じことです。完全にナメテいます。)案の定、まったく産地の場所が予測できず、おなかもすいてきたので、撤退することにしました。


〜採取鉱物〜

特になし

〜感想〜

何とも無残な結果となりましたが、これも私の調査不足が招いた結果です。
今度からは、もっと綿密な事前調査をしようと思います。
ちなみに、帰りに、小平鍾乳洞に寄りました。


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第二回 2007年10月8日(月)採集

以前、鉛沢の紫水晶を求めてこの産地の探査に乗り出したが、全く情報を持っていなかったので、惨敗してしまった。
しかし今回、甲武信鉱山2回目の来訪の時に、一緒に採集をしていた若い方が、この産地のヒントらしきものをくれ、さらに、地形図などを徹底調査したところ、いくつかのポイントを発見したので、しらみつぶしに谷へ降りて調べることにした。

僕は朝の5:00頃に家を出た。
東北自動車道を北に進み、とあるICで降り、とある場所へと向かう。(一応産地は秘密ということでお願いします。)
とある場所に近づいてきたので、とあるものの前に車を停めて、歩き出す。
歩き出してから何十分かすると、とあるポイントらしきところに到着した。
「おお、これはこの○○と同じ○○ではないか!!」
ということで、早速道なき道を頼りに、(微かに道らしきものがある)危ない谷を下っていく。
途中、本当に危ない箇所もあったが、無事に谷底へ降りることができた。

 ←谷底です。

そこから、安全そうなところを選んで、川を渡る。
そこからが問題なのだ。
目の前にあるのは崖と勘違いしそうな山の急斜面。
とりあえず、川原に落ちている石英を見つつ、微かな踏み跡を探す。
しかし、踏み跡は見つからず、微妙に紫色がかった石英を見つけることで、とりあえず満足とした。(安全第一です。)
川原の石英を探していた際、シカの角を発見した。
川を渡ってもとの岸に戻り、また危ない急斜面を登っていき、元の道に戻った。
そこからまた次のポイント目指して適当に進んでいく。
次のポイントの近くに到着し、適当な所から谷を下っていくが、水の流れが強すぎて対岸へ渡れなかった。
まあ、このあとも適当に探査を続け、帰り際に○○○の温泉に入り、適当に家に帰った。

 ←とある場所の写真。登山口にも見えるが・・・


〜採取鉱物〜

特になし

〜感想〜

今回、写真をあまり公開しませんでしたが、そこのところはご了承ください。
この産地は、何回か鉱物採集へ行った人ではないと辿り着けないと思いますので、決して無理をして行かないでください。


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