高徳鉱山

訪問日
場所
天気
同行者
管理体制
産出鉱物
疲労度 ★★★
危険度 ★★
オススメ度
備考 特になし。

1、産地概要



2、産出鉱物各論



3、採集記

第一回 採集


第一回 採集 

僕の母は神社や寺が好きで、最近、「朱印帳」に各神社で御朱印を押してもらうことにはまっていて(ようはスタンプラリー?)、本に載っている「一宮」とか何だか良く分からないのですが、有名な神社に行って御朱印を押してもらうことを楽しんでいます。
それで、今度は日光東照宮の方にある「二荒山神社」に行きたいと言い出したので、さりげなく近くの鉱物産地に寄るように仕掛けました。

朝5〜6時に僕らは起床し、家を出ました。
東北自動車道を北に進み、(多分)途中の佐野SAで朝食を食べ、日光宇都宮道路の清滝ICで降りました。
そしてまず、日光二荒山神社の別宮の「滝尾神社」という場所に行きました。
特にコメントはないのですが、鳥居の穴に石を3回投げて、穴に石が入ると幸せになれるとか何だかの鳥居はおもしろかったです。

 ←鳥居。皆さんも挑戦してみましょう。

次に、日光二荒山神社に行きました。
ここも特にコメントはないのですが、ただ、輪投げらしきものは楽しかったです。
その次に、日光東照宮に行きました。
またまたここも特にコメントはないのですが、中国人の観光客が増え、さらに混雑するようになったなと思いました。

  ←三猿と眠り猫

そしてついに、鉱物採集の時間となりました。
高徳鉱山では、最大径2cmの黄鉄鉱や重晶石(今年はまっている石)が採れると聞き、期待が高まります。

  ←ある坑口と車の駐車スペース。

林道の入口に車を停め、歩き始めます。(一回カメラを持ってき忘れて、取りに戻った。)
しばらく歩いていくと、とても大きなズリが僕の目の前に広がりました。

 ←とても大きなズリ。

ということで最初は興奮して採集を始めたのですが、特に何もなく、記念に坑口の写真を撮ったりして、ここを去りました。

1)、閃亜鉛鉱 sphalerite 化学組成 ZnS 硫化鉱物

黒色〜橙色で黒色は金属光沢で、橙色は透明でガラス光沢と非常に色彩に富む。
大体のものは黒色でガラス光沢が強い。
鉄分が混入すると色が黒くなり、鉄含有率の高いものは「鉄閃亜鉛鉱」と呼ばれ、化学組成でFeSと表すこともある。
そして、樹脂光沢で色の薄いものは「べっ甲亜鉛」とも呼ばれることがある。
結晶は四面体、八面体、十二面体などがあり、四面体の結晶が多い。

2)、方鉛鉱 galene 化学組成 PbS 硫化鉱物

立方体(六面体)の特徴ある結晶で、帯青黒色金属光沢をしている。
鉱石ラジオの最初の検波に利用されたという話もある。
産出量は少ない。

3)、黄鉄鉱 pyrite 化学組成 FeS2 硫化鉱物

この産地では、最大2cmの結晶が産する。

4)、石英 quartz 化学組成 SiO2 酸化(珪酸塩)鉱物

どこの産地でも見られるといっていいほどポピュラーな鉱物。
量は少ない。

5)、針鉄鉱 goethite 化学組成 FeO(OH) 水酸化鉱物

黄鉄鉱や菱鉄鉱等が酸化してできる二次鉱物で、水中の沈殿物としても生じる。
鱗鉄鉱と共に、褐鉄鉱(limonite)を構成する鉱物で、様々な形となって産する。
赤色の鱗鉄鉱と赤色の針鉄鉱が白水晶に混入したものを「ストロベリークォーツ」と呼び、なかなかの人気がある。
この産地では、量はそこそこあるが、形が崩れている。

6)、方解石 calcite 化学組成 CaCO3 炭酸塩鉱物

方解石は、石灰石や大理石、さらには洞窟にある鍾乳石を構成している鉱物で、セメントに使われたり、建物の床や壁に使われたりと用途は幅広い。
ここでは、石英脈を切る細脈として少量産する。

7)、重晶石 barite 化学組成 BaSO4 硫酸塩鉱物

無色〜白色、青・黄色などの様々な色の綺麗な結晶として産し、板状結晶が集まり、バラの花のように見えるものは「砂漠のバラ」と呼ばれる。また、鉛を含む変種は「北投石」と呼ばれている。
国内で有名な産地は、北海道の勝山鉱山で、ここでは他とはレベルが違うものを産出する。

8)、青鉛鉱 linarite 化学組成 PbCu(SO4)(OH)2 硫酸塩鉱物

名のとおり、主に青色の針〜柱状結晶として産する。
青色の美しさが目立つせいかたくさん拾われてしまい、どこの産地にしてもよく探さないと見つけられないだろう。

9)、石膏(軟石膏・二水石膏) gypsum 化学組成 CaSO4・2H2O 硫酸塩鉱物

無色〜白色の柱状結晶として産する。
赤鉄鉱、孔雀石等を産出する。


今回、はっきり言って、おもしろくなかったです。
この後、宇都宮二荒山神社に行き、桜を見て帰りました。

〜採取鉱物〜

〜感想〜

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