後山
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管理体制 | |
産出鉱物 | 灰鉄柘榴石 |
疲労度 | ★★★ |
危険度 | ★★★ |
オススメ度 | |
備考 |
1、産地概要 この産地は、出合バス停と中津川バス停の中間ぐらいに位置し、中津川の集落辺りから北へ向かってある山道を登っていくとあります。 主な産出鉱物は灰鉄柘榴石。 2、産出鉱物各論 1)、灰鉄柘榴石 andradite 化学組成 Ca3Fe2(SiO4)3 珪酸塩鉱物 黒色〜暗緑色〜褐色の結晶として産することが多いこの鉱物は、色が地味だが、一部のものは「レインボーガーネット」と呼ばれるほど美しく輝いているものがある。 本産地では緑っぽいのや黄色っぽいものを産する。 2)、磁鉄鉱 magnetite 化学組成 FeFe2O4 酸化鉱物 黒色金属光沢をもつこの鉱物は、名の通り磁石にくっつく性質をもつ。 このような磁石にくっつく性質を「磁性」といい、この鉱物は「磁性」があることなる。 また、落雷等の影響により、本鉱自体が磁石となることもあり、そのようなものは「天然磁石」と呼ばれる。 この産地では、八面体自形結晶(ダイヤモンドや蛍石などが有名)をしたものを探すのが普通。 3)、黄鉄鉱 pyrite 化学組成 FeS2 硫化鉱物 この産地に限らず、秩父鉱山ならどこでもといってもいいほど多産する。 4)、黄銅鉱 chalcopyrite 化学組成 CuFeS2 硫化鉱物 真鍮色金属光沢。自形結晶をなすものもある。 3、採集記 第一回 2007年12月24日(月)採集 第一回 2007年12月24日(月)採集 ←前の「二子山」を見る 続きの「渦の沢」を見る→ 本日、二子山を後にした僕達は、次なる目的地「後山」に向かうこととしました。 ということで八丁峠の方に向かったところ、工事中とのことで通れなくて、結局1時間程かけて迂回することにしました。 僕達は「後山(うしろやま)」を目指して、渦の沢の方向へと進みました。 途中、「出合トンネル」を右に見て、中津川の集落に着きました。 このへんに適当に車を停め、最初の目印であるものがどこにあるのか地元住民に聞き、後山へと出発しました。 ←砂防ダム。この右を通り過ぎる。 昔の伝説で、鉱山探査に行った鉱物採集家の長島乙吉が宿場に着いてわらじを脱ごうとしたら、わらじの裏に緑色のざくろ石がくっついていて、あわてて元の道を戻ってこの産地を発見したという伝説がありますが、本当かどうかは定かではありません。 最初の目印の場所に到着し、そのまま進むと砂防ダムがあったので、右(左岸)を進みました。 すると、枯れ沢が2方向ぐらいに分かれていました。 雪が少し積もっていて道が消えていましたが、実力で乗り越えました。 しばらく踏み分け道を適当に進んでいくと、いきなり大きなテラスにでました。 (注:私のHPでよく「適当」という言葉を使っていますが、実際はそうではありません。) ↑テラスからの眺め。やたらと眺めがいいのがこの産地の特徴。 少し右に進むと、雄大な展望が待っていました。 そして正面には、謎のズリが現れます。 とりあえずズリは後にしつつ、左にあるレールの跡を追います。 ←素晴らしきレールの跡。枝をどけて撮影。 ←変な小屋。昔の雰囲気を感じさせる。 結局、テラスの左側(西側)は鉱山跡見学ということになりました。 そして先ほど見えたズリのところに戻り、登り始めました。 このズリに到達するにはかなりの苦労が必要で、到達しても何もありませんでした。(本当です) まあいろいろと語りましたが、ここでは何も採集できませんでした。 〜採取鉱物〜 何もなし 〜感想〜 この後山では綺麗な柘榴石が採れるとのことでしたので楽しみにしていたのですが、見事に産地を見つけられずに終わりました。 鉱物採集に来たというよりも、鉱山廃墟跡見学に来たという感じがします。 一応忠告しておきますが、冬に来ると迷いやすそうなのでやめたほうがいいです。 どちらにせよ、廃墟マニア以外訪れないほうがいいです。(迷いやすそうです。) この次に、僕らは渦の沢へと向かいました。 ←前の「二子山」を見る 続きの「渦の沢」を見る→ ↑上へ戻る |