帯江鉱山

訪問日 2010年5月5日(水)
場所 岡山県倉敷市
天気
同行者
管理体制 Free
産出鉱物 黄銅鉱、珪孔雀石等
疲労度
危険度
オススメ度 ★★
備考 特になし。

1、産地概要

帯江鉱山は岡山県倉敷市の黒崎にある鉱山で、古くは江戸時代から、昭和時代まで銅鉱石を採掘していた大鉱山であった。
今では殆どがゴルフ場になってしまったが、今でも一部のズリや遺構が残されており、採集をすることが出来る。
目的の鉱物を含む鉱石の他には、精錬カスであるからみが多く見られる。

2、産出鉱物各論

1)、黄銅鉱 Chalcopyrite 化学組成 CuFeS2 硫化鉱物

真鍮色金属光沢の鉱物で、自形結晶を成すものもあり、その形状は変化に富む。
黄鉄鉱と似ているが、黄鉄鉱のほうが輝きが強く、金色に近いうえ、黄銅鉱は脆いことから簡単に見分けがつく。
この産地では多量に産する。

2)、珪孔雀石 Chrysocolla 化学組成 (Cu,Al)2H2Si2O5(OH)4・nH2O 珪酸塩鉱物

本産地目玉の鉱物。青〜緑の孔雀石に似た形で産出する。
ギリシャ語で「金のはんだ」を意味するが、全く関係がない。

3)、孔雀石 Malachite 化学組成 Cu2CO3(OH)2 炭酸塩鉱物

この鉱山では普通に産する鉱物。
緑色皮膜状の本鉱が銅鉱石にへばりつく形で産する。

4)、黄鉄鉱 Pyrite 化学組成 FeS2 硫化鉱物

そこそこ普通に見られるが、見栄えがいいものはなかなかない。

その他、石英や方解石、方鉛鉱等を産出する。

3、採集記

第一回 2010年5月5日(水)


第一回 2010年5月5日(水) ←前の「三吉鉱山」を見る

三吉鉱山を出発し、今度は帯江鉱山へと向かう。
地図通りに進むと、道はどんどん市街地へ。
だんだん不安になりはじめる頃、普通の住宅地の中に何故かズリがいきなり現れた。
邪魔にならないところに車を停め、ズリを丁寧に観察していく。
住宅地のすぐ側なので、ハンマーは使えないので転石採集だけとする。
鉱物だけでなく、遺構らしきものもあって、まあまあ見所はある。
記念にからみも採集し、そこそこの成果を出して終了。

ちなみに、今回採集した鉱物は多分なくしました。すいません。

 ←ズリ。後ろを振り返ると普通に住宅地がある。

〜採取鉱物〜

特になし

〜感想〜

ここは市街地のど真ん中にあり、ハンマーは使えなかったが、先程の三吉鉱山とは違って分かる鉱物ばかりなので、何故か安心した。
とはいっても、良品を採集していないので、また倉敷を訪れることがあれば、ここを訪れてみたいと思う。多分ないと思うが…

〜参考文献〜

X氏提供のプリント

←前の「三吉鉱山」を見る

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