菖蒲沢海岸
1、産地概要 静岡県の伊豆半島の河津町にあるこの産地は、海岸自体が産地となっている数少ない産地である。 この海岸の転石の約20%が石英で、そのほとんどに小さな水晶の晶洞があり、標本になるような価値のものもたくさんある。 初心者にもお勧めできる産地だが、海岸なので潮の干満や「おばけ波」には気をつけてもらいたい。 この海岸の範囲は狭く、付近の海岸を調べてもここの海岸程石英がある場所はないので、この石英がどこから来たのかは謎である。 2、産出鉱物 1)、自然金 Gold 化学組成 Au 元素鉱物 ここの金は、石英にたまにある黒い筋「銀黒(銀や黄鉄鉱等の硫化物から出来ている)」の中に見出すことができる。 大きくて3mmぐらいのものが採れるらしいので、探す価値はある。 とにかく「銀黒」を追うことがポイントとなる。 2)、石英 Quartz 化学組成 SiO2 酸化・珪酸塩鉱物 この産地には無数にあるといっていいほど大量に存在する。 石英の中には小さな水晶の晶洞があるものがあり、運がよければ紫水晶の晶洞にも出会える。 また、石英の中にたまにある「銀黒」は金を探すうえで重要な鍵となる。 その他、近くにある崖からは菱沸石等の沸石を産する。 3、採集記 第一回 2007年2月18日(日)採集 第二回 2008年3月31日(月)採集 第一回 2007年2月18日(日)採集 僕は前々から何となく静岡県の産地に行きたいと思っていました。 この頃はまだ鉱物採集を始めたばかりだったので、簡単に採集出来るところを中心に産地を探していました。 また、色々な人に鉱物に興味を持ってもらいたいと思っていたので、2人の友達を誘って父の車に乗せてもらって伊豆の「菖蒲沢海岸」という場所に行くことにしました。 朝4:00に皆集合し、出発しました。 今回は友達がいるので、失敗は許されないのですが、首都高に入って1分もしないうちにタイヤがパンクし、タイヤ替えで30分、予備のタイヤじゃ不安定なので一般道でタイヤ交換できる場所を探すのに30分、結局どこもやっていなかったのでSAまで行きタイヤ替えをするのに30分・・・計1時間半のロスをし、さらに朝は土砂降りときたので、鉱物採集のイメージが悪くなってしまうのではないかと、正直、あせりました。 それでも、中伊豆で「浄蓮の滝」を見て、河津で「河津桜」を見ている間に晴れてきたので良かったです。 菖蒲沢海岸に着くと、そこには大量の石英が転がっていました。 文献によると、ここの海岸にある石の5分の1が石英だとのことで、またここの石英の中には小さな水晶の晶洞が当たり前のようについていることからついついたくさん採ってしまいました。 やはりというか、ずっと鉱物採集にはまっているのは僕ぐらいで、友達(特にM氏)は既に鉱物採集に飽きて目の前に広がる大海原と戯れていました。 1時間ぐらいここで粘り、産地を後にしすぐ近くの「やんだ」という産地に向かいました。 採取鉱物 ・石英 Quartz 感想 色々なハプニングがありましたが、普通に鉱物を採集することが出来て良かったです。 ここにはまた来てみたいと思っています。 続きの「やんだ」を見る→ ↑上へ戻る 第二回 2008年3月31日(月)採集 僕は、2008年3月31日から4月2日にかけて、学校の地学部の合宿に参加し、河津に行きました。 今回はそのときのことを公開しようと思います。 1日目 僕は朝、適当な時刻に起きて、家を出ました。 東京駅で地学部の皆さんと集合し、踊り子号に乗って河津に向かいました。 河津駅に着くと、二泊させてもらう予定の民宿の宿のおじさんが待っていてました。 その人が運転するバスに乗せてもらい、一旦民宿に向かい。そこで昼食をとりました。昼食後、宿のおじさんにバスで菖蒲沢海岸まで送ってもらいました。 菖蒲沢海岸は始めて鉱物採集をしたりするのには丁度良いのかもしれませんが、2回目ともなると飽きてしまいます。 ←産地の様子。産地自体が海岸であるのが分かる。上写真の場所でずっと金を含む石英を探していましたが、案の定飽きてしまったので、近くに見えた崖の近くへ行ってみました。 ←駐車場を挟んで海岸と反対側にある崖。この付近で鉱物を探していると、菱沸石が見つかりました。 崖の下に長い間いるのも気分が悪いので、金を探しに先程の採集ポイントに戻りました。 すると雨が降ってきたので、採集を中止し、少し早めに宿に引き揚げました。 この後、夕食を食べ、風呂に入って就寝して今日は終了・・・と思っていました。 と・こ・ろ・が・・・ さすが地学部、鉱物採集だけして終わるはずもなく、近くの高台で天文観測をすることになりました。 僕は普段午後11:00には少なくとも眠りについていたので、深夜まで起きている天文観測をするなどとんでもないことでした。 僕が通っている学校の地学部は主に「鉱物班」、「化石班」、「天文班」の3つの班に分かれていて、僕は言うまでもなく「鉱物班」に属しています。 鉱物班だからということではないのですが、天体(というより星座?)にはあまり興味がなかったので暗闇の中での写真を暇つぶしに撮っていました。 途中、誤ってフラッシュを使用してしまい、怒られてしまいました。(星の光は大変弱く、星の写真を撮るには長時間シャッターを開けていなければならず、外部から光が漏れると写真が台無しになる。) 1時間ぐらい星を見て、天文班以外の人は宿に戻ることになりました。 そして宿に戻り眠りにつきました。 採取鉱物 ・石英 Quartz 感想 菖蒲沢海岸では雨が降ってしまい、残念でした。 はっきりいってこの日はあまりおもしろくなかったような気がします。 まあ、もし次菖蒲沢海岸を訪れることがあれば金を採集したいと思います。 続きの「やんだ」を見る→ ↑上へ戻る |