釜ノ沢五峰低山ハイク
訪問日 | 2010年11月21日(日) |
場所 | 埼玉県小鹿野町 |
天気 | 晴 |
同行者 | M田氏、SZ氏 |
ガイドタイム (県別山) |
4:15(32番から兎岩登山口まで) |
マイタイム | 3:10(32番から兎岩登山口まで) 4:15(松井田バス停まで) |
行程 | 西武秩父駅8:30頃発 ↓バス(西武バス) 松井田バス停9:00-10 ↓バス(小鹿野町営バス) 札所32番「法性寺」9:25-40 ↓徒歩(途中25分休憩) 第三(二)鉄塔10:30-35 ↓徒歩(途中5分休憩) 長若山荘11:00-05 ↓徒歩 一ノ峰11:30-35 ↓徒歩(途中10分休憩) 五ノ峰(565m)12:00-15 ↓徒歩(途中10分休憩) 竜神山12:50-13:00 ↓徒歩(途中5分休憩) 下山口(兎岩登山口)13:40-45 ↓徒歩(途中10分休憩) 松井田バス停15:00-05 ↓バス(西武バス) 西武秩父駅15:35-16:30 |
個人的レベル | 体力:2 技術:2 初級 寄り道含めると技術は3〜4で中級になる。 |
岩レベル | お船先端 危険度:★ わざわざ行く必要ナシ。先端で危険というだけで行くのは楽なので、神経が麻痺している人にはオススメ。 奥ノ院の大日如来 危険度:★ わざわざ行く必要ナシ。技術的には楽だが、高度感アリ。落ちたらアウト。 |
朝5時半くらいに家を出発。 6時ぐらいに池袋でM田氏と合流する予定だったが、案の定、M田氏は遅れるとのことだったので、先に西武秩父に向かうことにした。 M田氏には特急のレッドアローに乗るように指示し、まずは飯能行きの準急に乗車。飯能で乗り換え、西武秩父に向かう。 途中、SZ氏が東飯能で乗り込んできたので、色々と話す。 西武秩父に着いて何分かすると、遅れてM田氏がやって来る。 実は、事前にS木氏と、M田氏が今回の山行に来るか来ないか賭けていて、S木氏は来ないに50ウォン、自分は来るに50ペソ賭けていたのだが、見事に予想は当たった。 SZ氏によると、1ペソ=約2円で、フィリピンの通貨とのこと。まあ、ふざけなので取引はもちろんなしである。(1ペソ百円だったら・・・) ここから西武バスに乗り込み、30分くらいかけて松井田バス停に向かう。 松井田バス停で小鹿野町営バスに乗り換えるのだが、定刻になってもバスはやって来ない。 前々から気付いてはいたのだが、どうやらこの周辺では「秩父時間」なるものが時を支配しているらしく、5分後くらいたってやっとバスがやって来た。 そのバスを見た時、最初はバスと認識できなかった。外観は明らかにワゴン車である。しかし、「小鹿野町営バス」という文字があるのだからバスなのだろう。 某ページによると、バスの定義は明確には定義されておらず、基本は道路運送法等の規定に従うらしい。 そのバスの車内には、自分のグループ3人とおばさん達3人に加え、運転手とアンケートをとるボランティアの人がいた。 そこでアンケートの回答を求められてのだが、なかなかそのアンケートはおもしろかった。 あまり内容については覚えていないので、気になる人は実際にこのバスを使ってみてほしい。 終点(?)の札所32番バス停で降り、早速札所32番である「法性寺」を見学する。 この札所というのは、秩父三十四カ所の観音霊場の一つで、この秩父三十四カ所に登録されている観音霊場「秩父札所」を巡ることを「秩父札所巡り」といい、一番「四萬部寺」から三十四番「水潜寺」までを巡る壮大な旅である。 この法性寺は曹洞宗の寺で、背後にある通称「般若山」の山体全体(?)を信仰していて、その中の「お船観音」を御神体としている(らしい)。 札所では唯一の鐘楼門である山門をくぐり、階段を登っていくと本堂があった。 ←岩陰にひっそりと佇む何か。 ←「土足はいや!!」と書いてある。 本堂やらをしばらく見てまわり、登山の準備をして岩の門のようなものをくぐった。 ←寺の敷地内の様子。 門をくぐり少し歩くと、左手になかなか良いクラックを伴う岩があった。 幅は・・・オフウィドスで登る感じだろうか。 登ろうとする自分を他メンバーに抑えられつつまた少し歩くと、「龍虎岩」という鎖場があるポイントがあった。 登ってみると、何かがあったのだが、何かは覚えていない。 沢筋に沿って歩き、途中から沢を離れ高度を上げて行くと、石仏がたくさん岩陰に並んでいる場所があった。 ↑石仏と「奥の院まであと一歩」という標識。ここに貼られている紙にはおもしろいことがかいてあったのだが、内容は実際に行って見てほしい。 そこからほんの少し歩くと、有名な「お船」というポイントに出た。 お船というのは、船の底を裏返したような岩が名前の由来で、お船の先端の部分には観音様が祀ってある。 ↑お船の観音様。片側が断崖絶壁になっているので、高所恐怖症の人はNG。 スリル大好きな私としては観音様の所まで行かないと気が済まないわけであって、もちろん観音様の所までいった。(ちょっと高い所が怖いぐらいだったら多分行けます。多分。) そして、そこから末端まで行き、よくある上から下を見下ろすようなことをした。 ←いわゆる「地獄のぞき」。カメラはここまで。 また、この岩の上からの景色は絶景であった。 ↑岩の上からの景色。武甲山も良く見える。 ここからまた5分と歩かないうちに、また鎖場が現れた。 ←鎖場。落ちたらアウト。 鎖場を登ると奥ノ院の大日如来があり、そこからの景色も絶景であった。・ 鎖場を降りて、今度は長若山荘に向けて高度を下げていく。 途中、いくつかの鉄塔や「亀ヶ岳」が見えるポイント、「雨乞岩洞穴」等があり、寄り道をEnjoyした。 ↑亀ヶ岳と雨乞岩洞穴。洞穴は5mといかないうちに終わる。 歩きにくい道をしばらく降りていくと、長若山荘付近に到着した。 ここで少し迷ったりもしたが、無事釜ノ沢五峰への道を歩み始めた。 ここらへんの登山道はほとんど長若山荘のご主人が作られたそうで、その努力にはひたすら感謝である。 歩きやすい道を数十分登っていくと、北に展望の開けた「一の峰」に到着した。 ←「一の峰」。ピークという感じは全くしない。 写真を見て分かるかも知れないが、ここはピークではない。 10mくらい先に進んだ林の中がピークだと思われる。 なのに「一の峰」という石碑があるのは景色がいい場所に置きたかったからなのか。そう解釈して先へ進む。 一の峰から5分と歩かないうちに今度は二の峰に到着。今度はなかなかの絶景である。 ←「二の峰」。熊倉山(?)が良く見える。 二の峰から少し歩き、今度は三の峰。こちらもなかなかの景色である。 ←「三の峰」。撮影にやや失敗した感あり。 二の峰、三の峰の絶景が続いたので、次の四の峰は・・・!!と内心期待していたが・・・↓ ←「四の峰」。・・・・・ まさかの樹林の中。 ポジティブな私達は「ここで焦らしてからの五の峰だろ。」とか言っていたら・・・↓ ←「五の峯」。・・・・・・ またまさかの樹林の中。しかも「五の峰」ではなく「五の峯」。 テンションが下がったので、ここらへんで諦めて昼食とする。(この時、丁度正午であった・・・) 昼食を終えまた歩き始めて5分ぐらいだろうか。↓ ←普通にいい景色。二子山が良く分かる。 普通に展望が開けた所があった・・・・・・ 既に先客が2名程いたせいかは分からないが、とても休む気にはなれなかった。 さらにここで問題発生。 「カメラの電池やべえ・・・」 しっかりとカメラの電池を充電してこなかった私のカメラは、つけて数秒すると強制で電源が切れるという謎な仕様であった。 なので、これから先、画面上でいちいち構図等を確認している暇はない。 一秒で撮るぐらいの気持ちでなければならないのだ・・・!!! と思っていたら、今度は一秒も経たぬうちに電源ダウン。Ouch. それでも、何十秒か待ってから電源をつけると数秒はもつことを発見し、撮影は続行されることとなった。 以下の写真達は、カメラマンがいかに苦労して撮った写真かをよく考えて見てほしい。 ←モミの巨木。これ一枚でカタをつけた。 途中、一本だけやけにでかいモミの巨木があったり、変なピークがあったり、いつの間にか本コースの最高点である「中ノ沢ノ頭(590m)」を通り過ぎていたりしたが、無事、本コース最後の見所に到着した。そう、「兎岩」である。 ←竜神山山頂。たしか四等三角点。 ↑兎岩。ここからの景色はもちろん絶景で、武甲山も見える。 この兎岩、竜神山のあたりから看板で散々焦らすだけの価値はある。 竜神山に行かずに、林道へ降りていってしまうルートもあるのだが、この兎岩は別に怖いわけではないので、是非ともこちらのルートをとってほしい。 兎岩からは道をぐんぐんと下り、兎岩登山口にて林道に出た。 その後、登山口のすぐ近くにある「縄文岩洞窟(?)」に行くために、川を徒渉したのだが、その先の藪が痛くて素直に引き返した。 後はひたすら舗装路を歩くのみ。 途中、なかなかいい景色も見れたりしたが、やはり、舗装路はキツイ。 松井田バス停まで歩き、そこでバスに乗り、西武秩父駅に戻った。 西武秩父駅に着き、まだお金が余っていたので、特急のレッドアローに乗ろうとした矢先、放送が流れた。 「こちらの特急より後にでる快速急行池袋行きの方が先に池袋に着きます。」結果としてそんなことは全然ないのだが、ノリで30分から1時間待ってこの電車に乗ることにした。 それまで西武秩父駅にある仲見世通りを散策していたりしていたが、SZ氏がなんとコンビニの看板を見つけたので早速向かったら・・・なんとサンクスがあるではないか!! 今まで西武秩父駅周辺で歩いて楽に行ける範囲にコンビニがないと思っていた私達にとって、これはもう快挙である。 さらに、ここのコンビニには噂には聞いていたが一度も自分の目でその存在を確認していなかったLiptonのMilk Teaの1リットルVer.があるではないか!! そんなこんなで、無事帰宅したのであった。 〜感想〜 今回は、普通におもしろかったのだが、やはり、カメラの充電をしていなかったのはかなり痛かった。(その割には今までで一番写真を載せている気もする) 今回の山行については、SZ氏も自分のHPで載せているので、是非LINKの方から見て行ってほしい。 |