稲村岩&鷹ノ巣山修行

訪問日 2010年3月19日(金)
場所 東京都奥多摩町
天気
同行者 T氏
ヤマコウタイム 6:45
マイタイム 5:40
行程 中日原バス停8:40
↓徒歩
稲村岩のコル9:15-50
↓徒歩(5分休止)
ヒルメシクイノタワ11:20
↓徒歩
鷹ノ巣山(1737m)12:00-25
↓徒歩(5分休止)
六ツ石山分岐14:00
↓徒歩(5分休止)
JR奥多摩駅15:35
個人的レベル 体力:3 技術:2 中級

朝多分5時頃に起床。集合の奥多摩駅へと向かう。
拝島駅でT氏が乗り込んできて。適当に話しつつ奥地へと向かう。
終点・奥多摩駅にて降り、鍾乳洞行きのバスに乗る。
バスに乗ること30分くらい。東日原の一つ先の中日原バス停でバスを降りた。
休日はバスは東日原までしか運行しないそうなので、注意が必要である。
バス停から降りると、早速、稲村岩が眼前に迫ってきた。
車道から離れ、一旦高度を下げていき、川を徒渉した後、徐々に高度を上げていく。
沢の部分はやや道が分かりにくいので、注意が必要である。
やや道が険しくなり始めること、稲村岩のコルに到着した。
今回登る稲村岩尾根は、奥多摩随一の傾斜を誇る急な尾根で、コルに辿り着くまでに早速それを実感していた。
標高差は、登山口から山頂までで1000m〜1500m(かなりアバウト)ぐらいなのだが、距離が短いためか、結構厳しい。

 ←ど迫力の稲村岩。どこか中国っぽい。

この稲村岩のコルから稲村岩の突端部まで往復できるとあったので、行ってみることにした。
突端部までは結構危ない箇所もあったが、特に特別な装備なしで普通に行くことができた。

 ←稲村岩のピークにあった祠。

ピークらしきところには祠があり、またそこからは雲に覆われたいかにも頂上からの展望が悪そうな鷹ノ巣山を見通すことができた。

稲村岩のコルに戻り、急な登りをひたすら登っていく。
杉林(多分)の近くを通過するときは、雪解け水が雨のように降り注いで驚いた。
登っている最中、徐々に雪が現れ始め、木の枝の上に少し積もった雪が樹氷のようで何とも綺麗であった。

 ←枝に雪が付着して何とも綺麗である。

少し登ったところで、初めてアイゼンを着けることにした。
アイゼンの威力は・・・絶大である。
何で西沢渓谷のとき(西沢渓谷の登山記参照)アイゼンを着けなかったのか悔やまれる。
アイゼンをもったいぶって、変にびくびくしながら歩くより、とっとと出したほうが楽そうである。

 ←ヒルメシクイノタワ。特に何もない。

途中にあったヒルメシクイノタワという謎のポイントをスルーしつつ、快調に登って行き、頂上が見えてきた。

 ←もうすぐ頂上。

そして目の前には・・・霧が広がっていた。
この時、自分が晴男でもなく雨男でもなく・・・霧男であるということを自覚したのであった・・・(過去何度も霧にあっている)

 ←頂上からの素晴らしい景色。

 ←頂上から東に延びる石尾根。

こうなると頂上はただ寒いだけなので、石尾根という有名な尾根を奥多摩駅に向けて東へと進んでいく途中、いきなり霧が晴れた。数十秒の間であった。

 ←奇跡の瞬間。

この時、頂上から「ヤッホー」という声が聞こえてきた。
出発をあと1分遅らせていたら自分達も頂上から展望を楽しめていたということもあり、何となく悔しかった。

 ←鹿さん達の群れ。

石尾根の途中でアイゼンを外し、東へと進んでいく途中、鹿の群れを見たので何となくラッキーな気分であった。

 ←雪に覆われている御前山。

チラチラ木々の間から見える御前山を写真に収めたりしつつ、六ツ石山の北斜面を巻き、ぐんぐんと高度を下げていった。
林道に出る頃にはさすがに自分の足もパンパンで、非常に疲れたのであった。
奥多摩駅に着き、駅の2階で軽食を取って、無事、帰宅。

〜感想〜

下りは標高差が1400mぐらいあるので、なかなかにキツかったです。
この山の展望が凄い良いとガイドブックにあったので、またこの山にリベンジしたいと思います。


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