知られざる倉岳山
訪問日 | 2011年1月6日(木) |
場所 | 山梨県上野原市 |
天気 | 晴 |
同行者 | Y川氏、SZ氏 |
参考タイム | なし |
マイタイム | 3:35 |
行程 | JR鳥沢駅8:20-25 ↓徒歩 尾根の取付9:00-10 ↓徒歩(15分ロス) 458m地点9:40-45 ↓徒歩 北・北西尾根合流点10:40-50 ↓徒歩 倉岳山(990m)11:05-50 ↓徒歩(10分休止) JR梁川駅13:35 |
個人的レベル | 体力:2 技術:3 中級 |
朝6時頃に起床し、7時台に高尾駅にてY川氏、SZ氏と合流。 鳥沢駅に向かい、そこにて降りて歩き始める。 今回は、桂川南岸の最高峰である倉岳山にバリエーションルートにて挑もうと思う。 何故挑もうかと思ったかというと、自分が所属している○○中高ワンダーフォーゲル部で毎年新入生歓迎ハイキングと称してこの山に来ているのだが、梁川から立野峠経由での山頂ピストンしかせず、飽きてきたからである。 ピストン我が部の負の象徴であり、なんとしても避けたかった。 まあそのようなわけでどうせならバリで行こうということになり、今回の山行を思いついたわけである。 ルートは倉岳山から大体みて北の尾根から登り、北北東へと下るルートを選択した。 Y川氏とSZ氏の地形図の特訓のために、自分はあらかじめ下記の文章を送った。 「鳥沢駅から国道20号を東に行き、途中で右折して虹吹橋等の橋を渡り、下畑地区に入る。東南東に進み、神社の脇から尾根に取り付き、しばらく登ると458m地点に立った。そこからコルに向けてわずかに下り、また登りに転じる。約860mの地点にて北西に延びる尾根と合流。山頂からは北東へと進む。860m付近にて北に進路を変え、コルを超えて747m地点に立った。そこからまた北東へと進んで行き、唐栗橋の少し北に出た。後は梁川駅に向けて下るのみである。」 この文章の示すルートを予測し、2人共地形図等の地図に書き込んで当日持ってくるようにといった。 二人ともルートは分かっていたが、Y川氏はパソコンにやや疎く、地形図の印刷に苦労したであろう形跡が窺えた。(コピーするより買ったほうが早かったと思われる) 自分が思うに、バリエーションにおいて大事なのは登り始める部分である「取り付き」の場所である。 自分のバリのスタイルとしては、分かりやすいように尾根を攻めるのが基本なのだが、尾根に取り付くまでがなかなか大変で、今回も2万5千分の一地形図だけでなく、地味に使えるヤフーの地図まで使ってかなり詳細に取り付き候補を決めていった。 Y川氏、SZ氏の2人とも普通に道を何度も間違えながらも(結局自分が教えてあげた)、なんとか取り付けるであろう場所に到着した。 ↑下畑遊園地と神社。某氏が童心に返って遊び始めてしまった。 ここにある怪しい公園のすぐ目の前にある神社らしき所から登り始めることにしたが、猪対策か分からないが、網がずっと続いていたので、通りぬけるための扉を探すのにY川氏、SZ氏の両氏は苦労していた。 あまり時間をロスしたくないので、結局自分も手伝うことに。まあ2人共慣れれば大丈夫であろう。多分。 尾根になんとか取り付くことが出来たので、尾根上をひたすら地形図上の458mピークを目指して登る。 その途中、祠ややけに景色のいいポイントがあり、ややテンションが上がる。 ←斧窪御前山や扇山等が見える。多分。 458mピークに到着し、そこからわずかにコルに向けて下り、そこから倉岳山のピークを目指してとにかく標高を上げていった。 倉岳山までの尾根上の道はやや整備されていて、バリとは思えない歩きやすさであった。 ただ、北西の尾根と合流する860mぐらいの地点に上がる部分は道が荒れていて、足が沈んでやや疲れた。 860m付近は冷たい風が吹き荒れていたので、休憩もそこそこにすぐに山頂にあがる。 山頂に到着して来た道を振り返ると、「この先行き止まり」という看板が立っていた。 山頂には誰もいなかったので、のんびりと景色を楽しむことが出来た。 ←この先行き止まり!! ←富士山が一望できた。 山頂での休憩を終え、「この先行き止まり」の看板の方向に少し戻り、北東方向へと進路を変える。 ここも道が整備されており、快適に歩を進める。 途中で進路を北にとり、747m地点付近より北東の尾根に入るのだが、梁川を指す怪しい看板がないと、少々分かりづらい地点である。(ちなみに下畑方面を示す看板もあったが、木で塞がれていた。多分梁川方向と間違わないようにしたのだろう。 急な斜面を時々ロープ伝いに走りながら下っていく。 笹薮の中を抜けると、祠があり、少し下ると正規登山道と合流。数十秒と歩かないうちに舗装路に出た。 そこから梁川駅まではすぐである。 そして梁川駅に下り、終了。 〜感想〜 今回の山行は短かったが、普通に楽しめた。 ちなみに、今回のルートだが、物好きな本に紹介されていて、何となく悔しいので今度は南から登るバリエーションをとってみたいと思う。 |