エレベーターで行く御前山

訪問日 2011年3月11日(金)
場所 山梨県上野原市
天気
同行者 Y川氏、SZ氏
参考タイム なし
マイタイム 1:20
行程 JR四方津駅8:15-30
↓エレベーター
エレベーター上駅8:35
↓徒歩
取り付き8:45
↓徒歩
四方津御前山(461m)9:00
↓徒歩
電波塔下9:01-20
↓徒歩(30分休止)
下山 10:15
↓徒歩(15分休止)
JR四方津駅11:00
個人的レベル 体力:1 技術:3 初級


朝6:00ぐらいに起き、7:40頃高尾駅のホームにてY川氏とSZ氏と合流、四方津駅へと向かう。

今回目指す山は「四方津御前山」。一応登山道はないので、バリということになっている。
何故この山に登ろうと思ったかというと、「山と高原地図や地形図を見ていたところ、このあたりに妙に御前山が多いから」。
大体5つの御前山を確認。
この山から大体桂川を挟んで南側にも御前山はあるが、一般登山道で、最初に楽なところにいくとだらけると勝手に判断した故の結果である。
このあたりの御前山、他のHPを見ると、達成しようと目論んでいる人は結構いる。
ここで何となく皆と他のことがしたいと思ったので、とりあえず、全部無理矢理バリで登ることにした。それもワンウェイか周回で。ピストンはなしである。

そんなこんなで、四方津駅から登り、大体の人が選択するピストンではなく、上野原駅に向かうか、違う場所で降りて四方津駅に戻ることにした。

JR四方津駅に到着。早速外を北を眺めると・・・やっぱりあった。
噂の「コモア・ブリッジ」である。
コモア・ブリッジとは、積水ハウスが一戸建てブームに乗って四方津駅の北の山の上に造った造成地「コモアしおつ」と駅とを結ぶエスカレーター&エレベーターのことであり、何よりまず目立つ。
エレベーターは2機、エスカレーターは1機あり、エスカレーターは平日の朝は通勤のため、下方向への一方通行、夕方から夜にかけては上方向の一方通行となっており、休日は稼動していない。
エレベーターは両方向にいくことができ、またエスカレーターより時間は早いが、待たされることがある。
ちなみに、無料で使用することが出来るが、地元住民の方もこの施設の維持費等負担をしているので、最低限のマナーを守って使用していただきたい。

 ←いざ山の上へ…!

コモア・ブリッジの下の駅に向かう途中、何人もの人が駅に向かっていった。
皆通勤中なのだろう。
こんな平日の朝に下から上へと向かって上がっていく学生なんてまずいないだろう。
中へ入ると噂通りのエスカレーター。
今の時間は一方通行で下方向にしか動いていないので、エレベーターを使うことに。
そこそこ長い時間待ったが、NHKとYBS?しかやらない謎のテレビ画面を見つめていることによりストレスを解消。
2つあるうち、東京側のエレベーターがやって来たので乗り込む。もちろん私達だけである。

中に入るとそこそこの楽しい景色。
そして階数表示は「上」と「下」のみ。
途中に幾度か現れる謎のエレベーターのドア。
上の電光掲示板を見ると、標高だか距離だか分からない楽しい表示。
そして何故かここにもテレビモニター。
建設費がどのくらいか少し気になるところである。

  

 

↑エレベータ&エスカレーターの勇姿

山の上の駅(駅名は忘れたが、もしかしたらないかも知れない)に着くと、そこには別世界が広がっていた。
目の前にはまずスーパー。・・・はいいとして、閑静度がとてつもない値を示している。
と意味が分からないことを言いたくなるほど良い雰囲気に包まれている。
一応車の交通量がそこそこ多い車道はあるものの、整備されつくしたニュータウンといった感じで、なかなか良い。将来、「家庭農園作りたいけどそんなに田舎に行きたくないし・・・」といった方は本気でここへの居住をオススメする。

ここからまず四方津御前山に登るための登り口を捜すのだが、一応バリなので、適当に予測をつけて取り付くことに。
とはいってももちろん適当ではなく、あらかじめ2万5千分の一の地図とさりげなく使えるヤフーの地図とを検討した結果、とりあえず第一候補は四方津小から東へ坂を少し下ったところから北へと入る謎の道へ行くことにした。
そこに辿り着くと、発電所らしきものがあり、そこから上にのびている道を利用することに。
とにかく整備されているのなんの、バリとは思えない。というかバリではない。
途中に「獅子岩竪坑」などとかかれた看板があったが、示す方向は明らかに人が立ち入っていない感じで、笹薮に覆われていたのでスルーして普通の道を上へと登っていった。
尾根に取り付くところでは、西の方から尾根の上の道がのびていてその道と合流。
四方津御前山の北斜面を巻くようにしながら山頂を目指す。
雪がそこそこ積もっている場所もあったが、問題なく山頂に到着することができた。

ここまで長々と語ってきたが、山頂まで登り始めてから15分。あっという間である。

 ←四方津御前山山頂。周囲には特に何もない。

ここでは休まずに、1分程東に歩いたところにある電波塔の下あたりで休憩。
狭いが、景色はこちらの方が良い。
ここらでSZ氏が毎回恒例の怪しいものを取り出していたが、スルーすることにしよう。

コモアしおつで購入してポケットに入れておいたあったかいコーヒーはまだあったかいままだ。それだけ短かったということである。

 

↑電波塔の下から。眺望良し。

景色をしばし堪能した後は東に下ることに。
ここから道はいきなり急になるので、軽い気持ちで来た人は引き返したほうが良い。
とはいっても自分がこの時、必ずしも軽い気持ちではなかったとは断言できない。
少し進むと、HP上で「馬の背」とかかかれていたポイントに到着。
山での馬の背は、大体結構危ない場所を示すのだが全くもってそうではなかった。
これぐらいで迂回する人はバリは絶対にやめた方がいいと思われる。
案の定、ここを迂回して上野原へと続く尾根へ行くルート(多分)と、岩尾根を急下降するルートに分かれていたが、面倒なので急下降するルートを選択。
崖の上から下を覗くと、15mくらいは軽くありそうだ。
崖の上の部分には残置アンカーがあり、誰かがここでクライミング(多分フリー)を試みたことが良く分かる。が、木に巻きつけてあったロープを多少気になるところである。

 ←崖の上の残置アンカー?

岩尾根を途中色々しながら降り、上から覗いた崖の下に行ってみた。
なるほど、なかなか高いが1ピッチで余裕でいけそうだ。
ただ、下地が少し悪いのが気になる。
そして下山を開始すると5分も経たないうちに、民家の前の道に出た。
近くには学校らしきものがある。登山終了である。

 ←下から電波塔が微妙に見える。

国道20号に出て、西へと歩いていく。
途中のセブン・イレブンにてY川氏オススメの100円のお菓子を購入。普通にウマイ。
だが、この時、LiptonのMilk Teaを購入しなかったのだが、それがまさかとんでもない間違いに繋がるとはだれが思っただろうか。(いや、思うはずがない)
四方津駅に到着し、今後どうするか話す。
もう1個山に登るのはだるいので、相模湖駅の近くにあるガストで時間を潰すことに。
そこで午後1時過ぎまで時間を潰し、駅に戻り解散。
Y川氏は埼玉の自宅へ、SZ氏は東京の自宅へと向かい、自分はというとそのまま馬場のエナジークライミングジムへと向かい、N村氏とM川氏と合流し、登り始めた。

この後何が起こるかも知らずに・・・

〜感想〜

今回の山行はかなり短かったが、普通に楽しめた。
だが、この日、この後とんでもないことが起こるとは誰も想像していなかった・・・


14:46 岩手県沖にてM9.0の地震が発生


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