母と登る仙丈ケ岳

訪問日 2010年9月1日(水)〜2日(木)
場所 山梨県南アルプス市
長野県伊那市
天気 All快晴
同行者
ヤマコウタイム 1日目 
北沢峠→仙丈小屋 3:50ぐらい
2日目 
仙丈小屋⇔仙丈ケ岳 往復30分ぐらい
仙丈小屋→北沢峠 2:30ぐらい
マイタイム 1日目 
北沢峠→仙丈小屋 2:40
2日目 
仙丈小屋⇔仙丈ケ岳 往復55分
仙丈小屋→北沢峠 3:50 
行程 1日目
北沢峠(2030m)12:45-55
↓徒歩
大平山荘13:05-20
↓徒歩(25分休止)
馬の背ヒュッテ15:30-40
↓徒歩(10分休止)
仙丈小屋16:35

2日目
仙丈小屋4:15
↓徒歩
仙丈ケ岳(3033m)4:45-5:20
↓徒歩
仙丈小屋5:45-6:50
↓徒歩(10分休止)
小仙丈ケ岳(2855m)7:40-50
↓徒歩
大滝ノ頭8:35-40
↓徒歩(10分休止)
北沢峠(多分)10:20ぐらい
個人的レベル 体力:3 技術:3 中級



※Best写真は素人の山写真にて公開しているので是非ご参照ください。

1日目

山行について話す前に、この山行が成立するまでの過程を少し話そうと思う。

1年前。自分はどうしても山に泊まりで行きたかったが、1人はもちろん、友達やワンゲルの人と行くのも親に禁止されていた。(今もだが…)
ということは親を連れていくしかないわけで、(大人がいればいいというわけでもないらしい)仕方なく親を連れて行くために徐々にトレーニングとして軽い山から段々とグレードアップをしていったのだが…

「山小屋泊まるのやだ」

と母が言ったため、1年前の夏には行くことができなかった。

が、今年は自分は部の夏合宿に参加することが出来なかったため、一度も泊まりで山に行っていないという非常事態が発生してしまったせいか、母が少し同情?してくれて山小屋泊まりを許してくれたので、今回の山行が成立することとなったわけである。

朝何時かに家を出て、特急あずさにて甲府駅へと向かう。
駅からバスに乗るのだが、バスに乗ってすぐに母が母の登山靴が入った袋をバス停に置き忘れているのに気づき、一旦バスを止めて回収に戻るという珍ハプニング(忘れたら多分、キレたと思います。)があったが、無事バスに乗車。
甲府駅からバスに揺られること約2時間。広河原に到着。
そこで長いことバスを待ち、今度は30分ぐらいバスに乗り、北沢峠に到着。
普通はここに泊まり、甲斐駒や仙丈ケ岳を往復するのだが、それだと母がキツイので無理矢理仙丈小屋まで上がることとした。

まずは北沢峠から大平山荘まで少し下り、そこからやや急な樹林帯を登っていき、途中から藪沢沿いに道を上がっていく。
藪沢からは甲斐駒を見上げることが出来た。

馬ノ背ヒュッテに到着し、そこから尾根へと上がり小屋を目指すのだが、母のペースが自分から見ても早い。高地においてはペース配分が大事だということを教え、今まで後ろだったが、自分が前に行きペース調節をすることに。

尾根にのってすぐに仙丈小屋と仙丈カールが見えてきて、撮影をしまくる。
そんなこんなでのんびり小屋に向かい、到着したのが午後4時台。
この様子を上から見ていた小屋の主人に注意されてしまった。

 ←仙丈小屋。普通にキレイ。

 ←甲斐駒。白色が特徴。

しばらく外にて夕暮れを待ち、赤色に染まった甲斐駒ヶ岳を撮影(写真はコチラ)、そして夕飯を食べて少ししてから就寝。

今までテントにしか泊まったことがなかった自分としては、小屋の食事に感動した。


2日目

朝4時に起きて、準備をして小屋を出る。
まだ暗い中ヘッドランプの光を頼りに、日の出を見るために山頂に向かった。
その途中、自分達の後ろから1人の人がついてきたのだが、明かりがない。
自分達が止まるとその人は止まり、試しに歩調を速めるとその人も歩調を速めてきた。どうやらヘッドランプを忘れたらしい。まあそれで山頂に向かおうという度胸は認めるが、普通に明るくなり始めてから登ることを激しく推奨する。
そして山頂にて日の出を待ち、いざ感動の瞬間。(ほとんどの写真はコチラ

 ←雲のベールに覆われた鳳凰三山。

 ←山梨百名山の看板。

やっぱり、いつみても高地から、特に3000m峰からの日の出は感動的である。
しばし日の出に見とれた後、小屋まで戻り、朝食。
小屋を出ようとしたところ主人にリュックのベルトのことに関して「締め方が甘い」と注意を受けるが、これはわざとである。
小屋を出て少し歩いて稜線に出て、ひたすら北沢峠に向けて下っていく。
途中の小仙丈ケ岳からは、有名な写真と同じアングルでの写真を撮影することができた。(写真はコチラ

また、鋸岳や甲斐駒ヶ岳、アサヨ峰や鳳凰三山、北岳、間ノ岳、富士山等の山もバッチリ見ることができ、樹林帯に入るまでは終始テンションが高かった。

 ←鋸岳。いつか必ず登りたいと思う。

 ←こちらはアサヨ峰。

樹林帯に入ってからは黙々と下り続け、北沢峠に到着。
少し前のバスを逃したので、すぐ近くの長衛荘にてラーメンか何かを食べて、暇を潰す。
そして来たバスに乗って広河原まで行き、そこにて誰かと乗り合いタクシーに乗ったりして、甲府駅へと向かった。

〜感想〜

愚痴をいいつつも、山にさほど興味のないのに今回の山行に付き合ってくれた母には感謝をしたいと思います。
ただまた一緒に泊まりで山に行きたいかは…微妙です。


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