神戸鉱山

訪問日 2009年8月14日(金)
場所 奈良県宇陀市
天気
同行者
管理体制 Free
産出鉱物 黄鉄鉱
疲労度
危険度
オススメ度
備考 今は産地消滅した可能性大。

1、産地概要

奈良県宇陀市にあるこの鉱山では、チタン鉄鉱等を採掘していた。
今では操業しておらず、鉱山跡もほとんど残っていないが、一部の地域で山の反対側に位置する針道と同じような黄鉄鉱を産出する。

2、産出鉱物各論

・黄鉄鉱 Pyrite 化学組成 FeS2 硫化鉱物

色々な鉱物産地で産するポピュラーな鉱物。
だが、単結晶で産出する産地は少ない。
ここでは、1cm以下の主に立方体結晶の単結晶が産出する。


3、採集記

第一回 2009年8月14日(金)


第一回 2009年8月14日(金)

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2日目(続き)

ホテルに戻った後、風呂に入り、朝食をいただく。
朝食はバイキングで、なかなかおいしいものがあった。
朝食後はまず、大和三山の一つの香具山を見に行くことに。(母の希望で。)
大和三山とは、香具山(152m)、耳成山(139m)、畝傍山(198m)の三つの山のことをいい、色々と有名だそうだが、当時はまったく興味を示さなかった。
まあ言っちゃ悪いが、山というよりは林とか小高い丘みたいである。
ここから飛鳥資料館や山田寺跡や飛鳥坐神社(あすかにいますじんじゃ)や蘇我入鹿の首塚や飛鳥寺や甘樫丘(あまかしのおか)や飛鳥万葉文化館や岡寺や有名な石舞台古墳を見に行ったが、どれもおもしろくなかった。

 ←古墳という感じがよく分かる。

 ←亀石。拡大写真とどっちがいいか悩みました。

その後は、亀石とか欽明天皇陵とか猿石とか鬼の雪隠とか俎板とか高松塚古墳とかを見学。
そして最後に、談山神社(たんざんじんじゃ)。
この神社は山の中にあり、紅葉の時季は本当に綺麗だと思う。
まあ、一番マシな場所だったと思う。
感想は、第一に暑い!!そして疲れる!!いや、興味がないところにこんなに行くのは・・・
その後ホテルに戻り、まあ色々なことをしたあと、眠りについた。

3日目(早朝)

また朝早く起きた私達は、今度は針道とは大体山の反対側にある神戸鉱山という場所に向かった。
神戸鉱山は奈良県大宇陀町本郷にあり、針道と同じ黄鉄鉱を産出する。
噂によると、もうこの鉱山は消滅したらしいのだが、とりあえず苦労しつつ何とか近くまで辿り着くことができた。
しかし、坑口はなく、ほんの少し黄鉄鉱が入っている粘土が林道から1mぐらい離れたところに幅1mぐらいに渡ってたまたま露出していただけで、満足は出来なかった。

 ←産地の近く。この右あたりに粘土露出地帯がある。


〜採取鉱物〜

・黄鉄鉱 Pyrite

〜感想〜

その後の調べによると、噂によると神戸鉱山の坑道はどこかの家の裏に隠されているらしく、そこからでる水は温泉に利用されているらしいとのこと。
一応、奇跡的にここから5mmぐらいのこの産地にしては非常にでかいであろう黄鉄鉱の結晶が一つだけ採集することができたので、良かったと思う。
一つだけ言えるのは、この産地に行くことはもうないだろうということであろうか。


〜参考文献〜

関西地学の旅3 宝石探しU 大阪地域地学研究会・著

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