両神山(天武将尾根)
訪問日 | 2011年10月4日(火) |
場所 | 埼玉県秩父市、小鹿野町 |
天気 | 晴 |
同行者 | N村氏、SZ氏、S木氏、M坂氏、M田氏(まとめてM氏)、Y川氏、Y田氏(まとめてY氏) 自分含めて8名 |
参考タイム | 7:30ぐらい |
マイタイム | 5:50 |
行程 | 日向大谷口バス停(630m)9:45-55 ↓徒歩 奈良尾峠10:30-35 ↓徒歩 天理岳(約1150m)12:05-20 ↓(10分休止) 両神山(1723m)15:00-10 ↓(5分休止) 日向大谷口バス停16:30-36 |
個人的レベル | 体力:4 技術:4 中上級 技術面というよりは体力面でなかなかの手応えがある。 初心者と、両神山が初めてという人はやめておいたほうがいい。 八丁尾根が余裕だという人は岩場だけは問題ないと思う。 |
岩レベル | 天理岳〜1306mピーク間の岩場 危険度:★ ここは巻けるので問題ないが、巻かずに岩場を下る場合は、もちろん鎖等はないので、注意。高度感はない。 |
1/25000地形図 | 両神山、長又 |
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5回目の両神山。いいかげんタイトルのネタも尽きかけてくる。 そんな5回目の両神山は天理岳経由で天武将尾根(天理尾根)を日向大谷口から峠に出て前東岳まで登り、そこから南下して剣ヶ峰、そして帰りは表参道を日向大谷口まで戻るという誰もが一度は行こうと考えたことがあるかも知れないルートである。 朝何時かに起床し、池袋駅から西武線にて西武秩父駅を目指す。途中車内にて他のメンバーと合流、東飯能にて全員集合という形になった。 西武秩父駅で電車を降り、バスに30分程乗って小鹿野町役場で乗り換えて、さらにバスに乗ること約50分。日向大谷口バス停に到着した。 ここで入念に登山の準備を済ませ(?)午前10時頃登山開始。 最初は少々荒れ気味の道を奈良尾峠まで上がっていくのだが、既に先頭の方が道を塞ぐ倒木やら崩落地やらに惑わされていたので、先頭を代わり、以降はずっと先頭であった。大丈夫だろうか… ←奈良尾峠。見えづらいが、看板だけは立派。 結局、30分くらい歩いて奈良尾峠に到着。標高は大体850mというところで、バス停から220mくらい上がってきたことになる。山と高原地図を見るとここまでのコースタイムが40分とあるので、まあまあのペースだろうか。 峠でゆっくり休もうとしたら、野生の勘が冴えていらっしゃるN村氏が「ハチいるんで少し移動しましょう。」と言ったため、少し峠から離れたところにて小休止。 ここからが長い道のりの始まりである。 ところどころ景色のいい岩稜に出ながら進んでいくのだが…道がだらだらとしていて正直、飽きてくる。 ←途中の岩場から両神山を眺める。 ←どこにいても目立つ二子山。 皆さんご存知(?)の埼玉県の新・分県登山ガイド改訂版には、「道不詳、ヤブと岩稜のハイグレードコース」とあり、その岩稜の部分にあたるとは思うのだが、本では下りでこちらが登りだからか、一箇所面倒な鎖の箇所があっただけで、難なく山と高原地図の表面に「天理岳1083.6m」とある場所へ到着したのだが…看板がない! どうやらここは三角点があるだけで、一般的な天理岳の山頂はもう少し先の1150mくらいの標高の場所らしい。(地形図上では一般的な場所に天理岳の名がある。ちなみに、山と高原地図の裏面の1/25000の図での表示の場所は正しい) ここらへんから少し歩くと鎖がじゃらじゃらと出てきて、簡単な登りをこなすと12時頃に天理岳の山頂に到着した。 ↑天理岳山頂。左写真の小さなオレンジの看板には「天理岳 1173.3m」とある。 少々早いが、ここで昼飯休憩とし、15分くらい休んだところで出発。 数々のHPに、「天理岳の下りは迷いやすいから要注意!」という内容のことが記載されているが、地図をよく見れば問題ないし、何より、これでもかというほどの黄色いテープがあったので、迷うことはまずないと思われる。 急な下りをこなし、少しの間小ピークをいくつも越える。 その小ピークの中には、巻いた方がいいものもあるが、あえて直登、見事に本日の核心である岩場に到着した。(残念ながら写真を撮るのを忘れていた) 降りるのにリュックが邪魔になるだろうと思われたので、念のため自分が先行し、他の人のリュックを先に下ろす形になったため、ここの岩場の通過に全員で10分は費やしたと思う。 ここらからは目立ったコルは地形図上にある1306mピークの西のところだけで、基本的に急な登りを只管高度を稼ぐこととなる。 ここが一番自分的にはきつかったところで、進路を大きく南に変える1500mくらいのところに着くころにはそこそこ疲れていた。 進路を南に変え、また西に変えたところあたりで高度感のある岩場に出た。岩場の難易度自体は全くもって大したことはないが、落ちるとアウトなので慎重に。ここからの眺めはなかなか良かった。 ←1600m付近の岩場からの眺め。なかなか。 後はとにかく登り続け、前東岳に出て少し南下すると15:00頃、両神山山頂の剣ヶ峰に到着した。 この時点で他のメンバーの何人かには大分疲れが見えていて、普通だったら当初の予定通り日向大谷口18:16発のバスに乗ればいいのだが、否、ここで甘えていたら体力がつかないということでダッシュで16:36発のバスに間に合わせることに。 ―正直、相当しんどかった人もいると思う。事実、最後の方は自分とN村氏の2人だけで先行してバスを少しでも止めようとしようとしたぐらいのギリギリぶりだったのだから。だが、これこそがトレランの醍醐…失礼、登山の醍醐味なのだと思う。(言い訳)― まあそういう感じで何とかバスに間に合い、下山。 帰りは全員ではなかったかもしれないが、地味に高かったファミレスのグラッツェにて夕飯を食べ、帰宅。 〜感想〜 今回は、一応高難度の山行だったので、この人数で怪我なく山行をこなせてよかったです。 正直いうと、あまりスリリングな岩場がなく、また、時間に余裕がなかったためまあまあでした。 今度両神山を訪れるときは、梵天尾根か狩倉、または西岳新道に挑みたいと思っています。 S木氏、N村氏他の方々、是非ご一緒しましょう。(笑) 特集「両神山」へ 作成日:2012/8/10 |